総院長日記
2013年7月15日 月曜日
総院長のひとりごと1
「行って来るね。」、その頃は、まだ祖母が健在で、家政婦紹介所を、地元で経営して、二人で一緒に暮らしてましたね。東京の某美容整形外科の、2週間の研修の前日、午後でした。平成2年9月30日ですね。この日から、僕の美容整形外科の半生が始まりました。名古屋から新幹線で、東京に向かったのですが、当日は台風何号だったか、が接近中で、翌日の始発にしようかと、迷っていたのですが、美容整形は、当時まだまだ、特殊な診療科で、その世界に入ること自体に迷いがあって、前日に東京に入ることが、背中を押してくれるような思いがあったのでしょうね。もう、23年も前のことです。もう一度、考える時を与えようとしてくれたのでしょうか。結局、静岡で新幹線が不通になりましてね。もう深夜と言ってもいい時間だったと思います。車内で待てば済むことなのですが、その時間が不安で、その場にいると、分刻みで決心が揺らぎそうだったのを、よく覚えています。一旦、駅構内に入って、所在なくしていた時、世の中には、よく似た奴がいるもので、翌日の朝、五反田にどうしてもいないといけないっていう、まだ20歳くらいの若者に出会いましてね。それで、横浜まで、一緒にタクシーで向かいました。名古屋の友人が横浜にいましたので、その日は、研修が決まった日に、寄るからって話してありました。夜中に来るとは、思ってなかったでしょう。一人なら、どうなっていたでしょうね。それ以来その人とも会っていないけど、2、3時間の出会いでした。もう40代半ばですよね。友人の住まいは、借家の一軒家でした。お風呂に入って、ようやく「いよいよ明日からだな。」って眠気の中で、ぼんやりと思っていました。まだ、続けられるかどうか、確信は、なかったですね。長くなりますから、次回の総院長日記「ひとりごと」で。
総院長 伊藤暁彦
投稿者 東京新宿メイルクリニック