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旧診療日記

2018年3月 9日 金曜日

十四話 包茎手術をする意味2

衛生面を良くして性病になりにくい環境に
私は包茎治療で一番意味があることは衛生面だと思います。女性は包茎が嫌だとは思っていませんが不潔は嫌だと思います。
亀頭が包皮に覆われていると尿が付着したり、亀頭のカリ部には汗腺があることによってジメジメした状態をつくり、その部分が雑菌の温床となって性病や独特な悪臭の原因になってしまいます。
ただし上記ではそうは簡単には性病にはなりません。毎日綺麗に洗っていればさほど問題にはなりませんが、一番の問題は傷です。特にむいた状態の先端部分の皮は非常に薄く弱い部分でジメジメしていると包皮が弱り傷が入りやすくそこから雑菌が入って包皮炎や亀頭炎などを起こしやすくなります。それが雑菌ではなく性病の菌やウイルスであれば性病に感染する訳です。例えば風呂やプールに入ると指の先がふやけます。常にジメジメした状態の皮膚を擦れば垢(ペニスの場合はチンカス)がでます。垢がでるということは皮膚の表面を削っています。血はでませんが、目に見えない傷が入ってます。菌やウイルスは傷から進入します。
事実、性病で来院される患者さんのほとんどが包茎の人でチンカスが出やすい人や炎症を起こしやすい人は包茎手術をお勧めします。
包茎手術で亀頭が露出する事で乾燥した清潔な状態になるばかりではなく、亀頭を露出した状態の先端部分の皮(内板)は非常に包皮が薄く弱い部分で炎症を起こしたりコンジロ-ム・ヘルペス等の性病に感染しやすい場所です。包茎手術でその弱い部分を取り除く事で包皮炎や性病になりにくい状態になります。

投稿者 東京新宿メイルクリニック


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